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  • 2018.09.05

    9月2日 THEこども寄席秋の宴 終了

    THEこども寄席秋の宴

    場所/深川江戸資料館

    出演/古今亭文菊、春風亭朝之助(落語)、ゼロコ(サイレントコメディパフォーマー)

    2018年最後の定期公演となりました「秋の宴」。公演前はこども寄席オリジナルのワークショップでもある「はんこワークショップⅡ」を開催。今回のテーマは「お化け」。アイダミツル作の繊細でどこかグロテスクな消しゴムハンコを駆使して、自分なりのお化けの世界を押してもらいました。とにかくハンコのいいところは、『押したい!』という欲求を満たせること、どんな年齢の子ども(大人)でも楽しめること、そしてここでしか出会うことができないハンコアートであることです。組み合わせのイマジネーションはそれぞれにおまかせ。みんなハンコを選ぶ楽しさはもちろん、自分ならではの世界を模索しながら夢中になって押し続けていました。

     

    公演がはじまり、開口一番は春風亭朝之助さん。この方は笑顔がすこぶる素敵!人の良さが前面に出ています。その上、話し方も歯切れがよく、声だけで気持ちよい気分にさせてくれる落語家さん。子どもたちの反応も上々で、笑い声が絶えない一席となりました。午前と午後で演目を変えてくるあたりもさすがです。

    続いては、マイクももたず、トークなしのコメディを披露してくれる初登場の「ゼロコ」のお二人。アンケートでも「ゼロコ、最高に楽しかった!」という声が多々寄せられたほど、子どもたちはそのステージに釘付けでした。時折、子どもたちや大人もステージ上に参加させるなど、会場との一体感も十分!しゃべらなくても終始笑いが絶えない、どこかあたたかさを感じるステージは、このお二人のキャラクターのなせる技なのかもしれません。

    最後は、古今亭文菊さん。この師匠、本当にオーラが違うんです。きっと天皇の前で落語を聞かせたりする噺家になるのではと思ってしまう、高貴で上品な印象がある落語家さんです。アンケートでも頂きましたが、落語って人によってこんなに違う話に聞こえます、という意味でもぜひ文菊さんの落語は聞いて欲しいのです。お腹を抱えるおもしろさというよりは、真の落語のおもしろさを感じることができます。今日は会場の雰囲気によっては「死神」を、と言っていましたが、やはり会場がそれを受け入れる雰囲気になく、午前は「子褒め」午後は「転失気」となりました。子どもたちにわかりやすい噺をという気持ちをお持ちになっているのでしょうけれども、いつもの落語会と変わりない素晴らしい一席でした。

    これで今年の定期公演は終了です。

    冬の宴を開催したいのは山々だったのですが、新春公演が1月6日に開催されることが決定し、12月がその準備に追われるために、今年の冬の宴はお預けとなりました。次は柳家花緑師匠が登場です。次公演の先行予約情報が欲しい方は、ぜひメルマガ登録をお願いします。

    カテゴリ:出演者情報
    comments(0) | Trackbacks (0) | by childeye

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