過去の公演-Past Performance-

THEこども寄席vol.35

日時
2019年1月6日(日)
場所
関内ホール
出演者
落語/柳家緑君
色物/林家正楽
落語/柳家花緑
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    [公演前イベント/ミニ縁日]

    お正月恒例となりました「ミニ縁日」。今回は射的、小座布団積み、投扇興、カルタ取りに加えて「型抜き」を新たに加えてみました。さらには、子どもたちにより縁日気分を感じてもらうために、参加者には各コーナーで戦利品としてお菓子を獲得できることに。相変わらずダントツ人気の「射的」が突然射的用ライフルの故障にみまわれ、昨年より2倍の面積を確保したにも関わらず十分な対応ができませんでした。猛反省です。それ以外は、地味な型抜きもコツコツと一生懸命こなす子どもの姿が多く見られ、カルタ取りも夢中になっている様子がうかがえました。投扇興もここでしか体験できないとあって楽しそうな様子でした。

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    [一席目/落語(狸鯉/初天神)]

    柳家花緑一門の中でももっとも明るくムードメーカーである緑君さん。落語は軽妙でノリがすこぶるいいのです。その明るい人柄を感じたのか、子どもたちも終始笑いっぱなし。午前に披露した「狸鯉」は柳家小さんの十八番でもあり、柳家が得意とする噺です。こうした会で一番得意な噺を聞かせてもらえるというのは、こども寄席の雰囲気が上々であるという証でもあります。

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    [色物/紙切り]

    この師匠の紙切りはまさに「紙(神)技」。どんなお題でも断ることなく黙々と切り描いてしまうのです。その技は人間国宝の域!!(と私は勝手に思っております)。こども寄席の子どもたちはほぼ全員手を挙げて、口々にリクエストを飛ばしていきました。師匠はそんな中でもうまくお題を取り上げてささっと仕上げるので、会場は大盛り上がり。さらにお試しで切った作品は最後の福引き大会の賞品にも提供頂けるなど、師匠の優しさにただただ脱帽でした。

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    [二席目/落語(寿限無)]

    冒頭のダジャレ20連発にはやられました。くだらな~いと思いつつも笑ってしまうおかしさ。そこには花緑師匠ならではのリズム感、テンポのよさ、ノリという独特のエッセンスが加わっていて圧倒的におもしろい。子どもたちも同じだったようで、お腹を抱えて笑っているのが舞台袖からもわかりました。落語は「寿限無」。同じ噺でも落語家が違えば違う噺になるというのをまさに実感。お客様のアンケートにも同じことをおっしゃっている方が何人もいらっしゃいました。そういう点では歌に近いものがあるように思います。同じ名曲でも演奏者、歌い手によってその味わいは全然異なり、それぞれに感動を与えてくれます。本当に会場の期待を裏切らない、笑いあふれる30分となりました。

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