過去の公演-Past Performance-
今回は3年ぶりとなる「音と対話するコミュニケーションライブ・こじゃず」のバンドとこども寄席とのコラボ公演。こじゃずステージの幕開けは、にしむらあつこ作「ホネホネさんのなつまつり」の読み聞かせに即興で演奏をあわせる、読み聞かせジャズから。不思議なサウンドに子どもたちの目と耳がステージに集中していました。絵本が終わるとこじゃずバンドのオリジナル曲の演奏に。大人も子どももそろってタコになったりイカになったりと、耳だけではなく体も使って音楽を堪能する、こじゃずならではのステージとなりました。
次の落語のステージまでの10分間休憩で楽しめるゲームをはじめてトライしました。間違いさがしゲーム・クロスワードパズル・折り紙で動物を折る!という3つのゲームを家族で力をあわせて10分間でクリアしてもらうという内容。大変楽しんでもらえた一方で、アンケートには「休憩が休憩じゃなくなった」「10分は厳しい」「疲れた~」と、いささかハードだったとの厳しい意見もチラホラ。頑張ったご家族には、素材を厳選し手作りにこだわったクッキーをお土産にお渡しました。
こども寄席初登場であるわん丈さんはただいま人気急上昇の若手落語家。通常よりも少し長い30分のステージは、落語の簡単な解説とちょっとした落語の所作指南からスタートしました。いつもはなかなか高座にあがっての体験がないこども寄席ではとても新鮮なひとときでした。落語は古典落語の「寄合酒」と、わん丈さんが小学生のために考えた新作落語「拝啓、浦島太郎」。この新作は今ホットな話題である海洋プラスチック汚染について考えさせる内容。ユーモアの中に絡められた環境問題、その出来映えに大人もうなる一席でした。