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先日、気になる師匠が鈴本演芸場の4月上席に出演されると聞いて、楽日に駆け込みました。
プログラムは以下の通り。
落語 柳家小もん
奇術 ダーク広和
落語 金原亭馬治(坪算)
落語 柳家文蔵(道灌)
ギター漫談 ぺぺ桜井
落語 柳家喬太郎(思い出しました!おせつ徳三郎のさわり、別名【刀屋】)
落語 五街道雲助(時そば)
漫才 ホームラン
落語 隅田川馬石(堀の内)
紙切り 林家正楽
落語 蜃気楼龍玉(夢金)
もう、落語好きにはたまらない豪華ラインナップ。大の喬太郎ファンでもある私ではありますが、今回は龍玉師匠がお目当てでした。ずっと噺を聞きたいと思って聞けない師匠だったのです。結論からお伝えすると、もうキレッキレの正統派。もう一席聞いただけで大ファンになりました。研ぎ澄まされた落語の中に、しっかり熱が感じられて、師匠の所作の一つ一つが素晴らしいのです。肩に積もった雪が見えました、本当に。
ここまで落語に関わると、笑うだけではない落語の奥深さがようやくわかってきましたが、やはりユーモアは欲しいところ。「夢金」は決して笑いが多い噺ではないですが、くすりと笑えるシーンもあったりで。それでもしびれるような、うなるような落語でした。これからますます蜃気楼龍玉、目が離せません。