最新情報-What's New-
皆さんもきっと今の娯楽のひとつがYou Tubeなどの動画を見る、
ということが多いと思います。
子どもたちは制限がないと延々と見ていることにイライラすることもしばしば。
我が家も同じ。うちは中高生の娘だけにひどい。
ですが、最近は1日3時間の「デジタルダイエット」
(スマホやテレビの放棄)をはじめ、
長く見ていると「あー、頭がブスになる-」
「目も悪くなって、耳も悪くなって老化が加速してる」と
いじめています。あまり効果がないかもしれませんが。
そんなふうにたしなめる一方で、
今週から10日間限定で、楽しんでいる動画があります。
それが「春風亭一之輔チャンネル」です。
春風亭一之輔師匠という方はこども寄席にはお呼びしたことはありません。
なぜなら、彼の落語はぜひ大人になって楽しんでほしい、と思うからです。
私の敬愛してやまない柳家喬太郎師匠もそうです。
落語は決してわかりにくい娯楽ではなく、家族で楽しめるものと思っています。
が、それでも真打ちになると、それぞれの落語家ならではの持ち味が深まっていきます。
一之輔師匠の味わいは複雑で、やや苦みに加えて驚きのある複雑な味わい、
それでいて絶妙なゆるさがなんとも心地いいという…。
そのおもしろさはぜひ大人になって味わって頂きたいです。
この一之輔師匠、落語界の中でも一二を争う人気者。
その師匠が、本来コロナ騒動がなければ、上野の鈴本演芸場の夜の部で
トリをとる(※一番最後の出番のこと)はずだった、ということで、
それなら同じ頃に同じ気持ちで落語をやりましょう、という
ことから始まった10日間限定の生ライブ配信です。
初日は「あー、初天神かぁ」と思いきや「団子屋政談」という大岡裁きになるという、
予想外の展開。しかも1時間以上の長い一席となりました。
二日目は「粗忽の釘」。わりとお馴染みの一席にも関わらず、
細部に一之輔師匠ならではのひねりが
加えられていて、さすがのおもしろさでした。
さて今日はどんな一席なのか?正直、生で見た方が圧倒的におもしろいですが、
まずはお試しにぜひ生ライブ、堪能くださいませ。