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まだ9月になったばかりというのに、すっかり秋の空という好天の日曜日。
深川江戸資料館2階の小劇場でTHEこども寄席秋の宴を開催いたしました。
本当に満員御礼のお客様で心より感謝、感謝でございました。
■公演前……はんこワークショップpart02
本日は久々の絵付き公演ということもあり、ステージのセッティングにいささか時間がかかっている中、
なんとか9時45分には会場。ホール内にご案内できるのが少し遅れてしまったものの、
そこをうまくはんこワークショップでフォローさせていただきました。
前回part1では、布にハンコを押す、というややハードルの高いはんこ押しでしたが、
今回はカードに押すということで、より多くのお子様たちがトライしてもらえたよう。
はんこって思っている以上に綺麗に押すことにはワザが必要で。
回を重ねることでもっとキレイに楽しく押すことができればいいなーと思うのでした。
■開口一番・一席目/入船亭小辰 「松山鏡」絵付き
久々の絵付き演目でした。やはりわかりやすさが増すのか、会場はとても落ち着いて
落語を楽しんでいる様子で、本当にいい雰囲気でした。
小辰さんはどちらかというと、勢いにのってアツく落語をなさるのではなく
クールに淡々と落語を聞かせる、まさに職人的な落語家さんですが、
子どもたちもしっかりそのおもしろさ、伝わっていたようでした。
■色物 おしどり
おしどりさんの時間は本当に穏やかな笑いと心地よい空気に包まれていたようでした。
とにかく針金アートに驚き、マコさんの愛情あふれるつっこみに微笑み、アコーディオンにうっとりし、
ずっとゆるやかに口角が上がっていたというか、楽しいひとときだったと思います。
アンケートにも「おしどりさんサイコーでした」という感想があったように
マコさんのリズミカルなアコーディオンとケンさんのにこやかな笑顔に
心が躍りましたー。また見たい!!
■二席目/三遊亭兼好 「蛇含草」
楽屋にご挨拶させていただいたときも、本当に穏やかににこやかに
対応くださった兼好師匠。高座にあがっても軽やかなトーク、にこやかな笑顔は
そのままで、師匠の所作だけで笑いがとまらなくなるお客さまもちらほら。
このリズミカルな話のテンポ、場の空気をしっかり感じて間違いの無いトークを
投げることができるのは兼好師匠ならではなのでしょう。
選んだ演目が「蛇含草」。このお餅を食べるシーンがとにかく面白い。
まんじゅう怖いなんてもんではなく笑えました。話のおもしろさ以上に
所作と動きで魅せた演目といっても過言ではないかと思います。
アンケートにも「兼好師匠、期待どおりでした」という声が数多くよせられました。
本当に素晴らしい一席となりました。