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  • 2023.04.30

    THEこども寄席2023春の宴 公演レポート

    THEこども寄席2023 春の宴
    4月15日(土)午前10時半~11時半
    会場 深川江戸資料館 小劇場
    出演 古今亭菊志ん(落語)、マスター(ジャグリング)


    公演前イベント「はんこワークショップ」
    当公演で開催する「はんこワークショップ」は、まさにこの公演のためにはんこアーティストに彫ってもらったオリジナル作品を、子どもたちに自由に押してもらうというものです。
    今回はワニや猿といったリアルな動物落語家のハンコをすでに押してあるポストカードを用意。そのうえに、子どもたちに自由に押してもらいオリジナル作品としてもらうことにしました。通常の押しやすいハンコとは異なり、
    「ハンコの上はどっち?」「スタンプをハンコにつけるの?」など、いつもと違う行程に戸惑いながらも楽しんでもらえたようです。ぜひその一期一会で作られたポストカード、思い切って誰かに送ってほしいと願っています。


    一席目 落語「鈴ヶ森」
    出演予定だった柳家わさび師匠が急な体調不良により休演となり、古今亭菊志ん師匠が2席担当することとなった一席目。この「鈴ヶ森」という噺を子どもの前でやれる落語家はそれほど多くないですが、さすが寄席のトリを任されるだけの実力!最初の一席から子どもたちの笑いが絶えることはありませんでした。思わず「そんなに笑える噺だっけ」とあらすじを考えてしまったほど。そこは菊志んオリジナルの脚色が効いていました。こんなコミカルな泥棒はなかなかいないなぁ、と笑いながら涙が出ちゃいました。


    色物 マスターによるジャグリング
    このマスターの見せるジャグリングはもうその範疇にはおさまらない、本当にコミカルで驚きの技が続くTHEエンタメショー。子どもはもちろん、大人も身を乗り出して見入ってしまう技をいくつも軽々と披露してくれます。中でもさりげなく子どもをステージにあげての皿回し体験では、子ども自身が意図せずコメディショーの仲間になっていく展開には拍手喝采でした。


    二席目 落語「狸の恩返し」
    狸の噺は子どもたちとの相性抜群とあって、久しぶりの「狸の恩返し」を披露下さいました。菊志ん師匠の顔つきやキャラクターともあいまって、何とも憎めない愛らしいたぬきとなりました。そんなキュートキャラが目に浮かぶような話しぶりに思わず表情筋もゆるみっぱなしでした。

    突然の菊志ん劇場となってしまったものの、会場を後にするお客様の表情は晴れやかだったのを見てほっとしました。わさび師匠からは「申し訳ございませんでした。必ずリベンジさせてください」との言葉を頂き、来年ご出演頂く調整をしております。今回、お越しいただいた皆様には特別価格にてご案内予定です。ちょっと先にはなりますがお待ちくださいませ。

    カテゴリ:出演者情報
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  • 2023.04.05

    2023.1.14新春特別公演レポート


    子どもたちにも大人気! 林家正楽師匠

    2023.1.14(土)
    時間/午前11時~、午後2時半~全2公演
    場所/日本橋公会堂
    出演/林家正楽(紙切り)、ロケット団(漫才)、柳家勧之助(落語)
    誕生獅子保存会、五十嵐俊介(飴細工)


    3つ重ねられるか!小座布団積み


    ここでしかできない投扇興!


    一期一会のメンバーで正楽かるた


    みんな真剣そのもの!間違い探し


    お正月の大人気アイテム 飴細工

    【公演前イベント】
    今回の公演前では「海中大喜利 大戦国図2023」と題したイラストに7か所の間違いを仕込んで挑戦してもらいました。これがなかなか難しい~。この難解な間違いをしっかり見つけて、ご褒美をゲットしてもらうために、ヒントをもらえる遊び体験を用意。「正楽カルタ」「投扇興」「小座布団積み」そしてスタッフとのジャンケン対決!これらに挑戦するとヒントシールを獲得でき、その数の分だけヒントがもらえるというから、みんなこぞって楽しく遊んでいただきました~。中には、ノーヒントで頑張った男の子もいたり、ヒントを与えてもわからなかったり。いずれにせよ、ご家族みなさんの目と観察力を総動員して、間違い探しゲームを楽しんでもらえたようです。

    【前座 誕生獅子保存会】
    このお正月公演に欠かせないのが、この誕生獅子保存会の獅子舞。すでに15年近くにわたり、ご出演頂いています。代表の木藤さん曰く、子どもの担ぎ手以上に大人の方の参加が少なくなってきた、という切実な状況のよう。それでも子どもたちを中心に、毎年躍動感あふれる舞を見せてくれることに感謝が絶えません。どうにかこの素晴らしい獅子舞という演舞をいい形で残せるように、こども寄席も力を貸していきたいと思っています。


    【一席目 柳家勧之助 寿限無】
    柳家の十八番ともいえる「寿限無」は、ほかの落語家さんのものとは一味も二味も違うのがすぐにわかるほど、いたるところに笑いがちりばめられています。それが勧之助さんほどの力量になると、子供たちの笑い声のトーンまで上げてしまうほどだから驚き。前説まではザワザワしていた子供たちも、勧之助さんのしぐさやおしゃべりに目も耳も釘付けになっていました。


    【二席目 ロケット団 漫才】
    こども寄席に集まる子供たちはかなり聡い子が集まっているな、とは感じていましたが、これほど「ツッコミ」が好きだったとは!というほど、ツッコミ担当の倉本さんがボケの三浦さんに突っ込む度に、子供たちも一斉にツッコミをいれるという、会場がツッコミ担当という状況は本当にレアな光景でした。それほど、ロケット団の漫才が会場を一体にし、みんなで笑い、みんなでつっこむという、躍動的なステージだったのでした。


    【トリ 林家正楽 紙切り】
    毎年のことですが、正楽師匠は寄席とはくらべものにならないくらい、持ち時間いっぱい使って、できるだけ多くの子供たちに作品を切ってくださいます。それに応えるかのように、子供たちの張り裂けんばかりのリクエスト声には、師匠もいささかタジタジ気味。それでも師匠が切り終わった作品をみたときの「おおぉぉぉぉぉ」というどよめきにも似た感嘆の声は師匠の作品が感動レベルであることの確たる証拠。師匠もご満悦の様子でした。今年、切ってもらえた人、本当に運がいい1年のスタートになりましたね。

    カテゴリ:出演者情報
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