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1月5日の日本橋公演、2月2日の横浜公演の両公演は無事終了いたしました。ほぼ満席のご来場を頂き、心より御礼申し上げます。
2020年1月5日(日)
場所/日本橋公会堂
出演/立川談笑、立川吉笑(落語)、林家正楽(紙切り)、誕生獅子保存会
【公演前イベント】ミニ縁日
すでにお馴染みである公演前に開催される「ミニ縁日」。どうしても参加されるお子様の数に対して、
ミニ縁日を開催できるスペースが限定されてしまうために大混雑してしまうのが常です。
お客様の声の中にも「ミニ縁日の混雑を何とかしてほしい」というリクエストがあり、いつも頭を悩ませています。
が、お客様の入場を制限するのもおかしいし、ミニ縁日の内容を縮小して、射的と型抜きだけ、
みたいにしても楽しくないだろうし…。
こちらの悩みは今年も継続していましたが、楽しそうに遊ぶ子どもたちの顔が見られたことだけが救いでした。
【前座】誕生獅子保存会
もう10年以上のお付き合いになる、誕生獅子保存会の皆さん。毎年お正月公演に出演して下さることもあり、
もう何度か見たことがあるお子さんもいたりして、ほとんどの子どもが大人しく頭をかんでもらっていました。
その一方、獅子舞が会場の席近くまでやってくる!とわかるやいなや、張り裂けんばかりに泣きわめくお子さんも。
大人が苦笑いするご家族もいらっしゃいました。これもまたお正月の風物詩となっています。
【落語 1席目】立川吉笑/狸札(たぬさつ)(午前)、親子酒(午後)
独特のテンポと節回しで子どもたちを高座に惹きつける吉笑さん。若い人たちの間では、吉笑さんのロジカルな新作落語が人気ですが、
子どもたちにはわかりやすい古典落語をセレクト。親子酒は席亭からのリクエスト。お酒の噺は子どもたちにも
案外わかりやすく、笑ってもらえます。そのひどい酔っ払いぶりからは「あんなふうになるんだなー」という人生の教訓も受け取ってくれたかな(笑)。
【色物 紙切り】林家正楽
2年連続の出演となった紙切りの神様、正楽師匠。子どもたちのアツイ声援にもなれたのか、
騒がしいほどのリクエストにも楽しそうに応えてくれました。
ほとんどの作品はその場でリクエストしたお子さんに差し上げてくれますが、後ほど福引き大会のとっておきの賞品にもなるとあって
いつもの寄席の2倍は試し切りをしてくれる優しい師匠です。
【落語 2席目】立川談笑/時そば(午前)、粗忽の釘(午後)
初登場となる談笑師匠。子ども向けの会だからといって演目に遠慮することなくいい噺を選んで下さいました。
それでも、小さな子どもが多い午前は、あらゆる蕎麦の食べ方を指南したり、
銭の数え方の解説などを交えてくれるあたりはさすがの優しさでした。
大人にあわせるか、子どもにあわせるかと難しい中で、今回は大人向けの正統派古典でビシッと締めて頂きました。