新型コロナウィルス感染拡大中のこの状況下の中、午前、午後ともに多くのお客様が集まって下さり、「THEこども寄席新春特別公演2022」を無事開催終了することができました。お客様をはじめ、出演者、スタッフの皆様に心より御礼申し上げます。
■公演前
今回は「換気の徹底」「密を作らない」ということを徹底し、開場も1時間という長い時間をかけ、お客様が密にならないよう考慮いたしました。
また、早いご来場になったご家族のために、プリント上で行う間違いさがしクイズ大会を実施。ご家族みんなが一緒になって、8つの間違いを探すクイズに挑戦してもらいました。かなり難易度の高いクイズだったために、ヒントコーナーを設け、スタッフとじゃんけん勝負で勝ったらヒント、小さな喧嘩ゴマを回して勝ったらヒント、など、ささやかな遊びを交えながら、単なる間違い探しクイズながらも楽しみながら挑戦していただけたと思います。
■誕生獅子保存会
新春公演には必ずご出演頂いています誕生獅子保存会の皆さんによる獅子舞。今回も多くの子どもたちが参加しての豪華な獅子舞となりました。新型コロナウィルス感染拡大の影響で、お客様の頭を噛む、という縁起物はなしとなりましたが、その分、ロビーで獅子舞と一緒に写真撮影をすることもできたりと、獅子舞のお祓いパワーを十分に堪能していただけたかと思います。
■午前の部
春風亭一花(落語・牛褒め)
トップバッターは一花さん。性格のよさがにじみ出るような落ち着きのある、機器心地の良い落語は、子供たちの耳にもしっかり届いたかと思います。演目は「牛褒め」。子供たちが一番初めに聞く落語としては定番である演目だけに「知ってるー」の声もありつつ、知っているからこそ楽しめる、ということもまた良し。朝からしっかり笑っていただきました。
■林家正楽(紙切り)
新春公演には必ずご出演頂くのが正楽師匠。家族みんなで師匠の作品を見るためにいらっしゃっていると言っても過言ではないほどの人気です。師匠も子供たちのリクエストの多さに応えるべく、いつもの寄席より2倍の作品を作ってくださいます。
午前の目玉は風景も切り出した「凧あげ」「羽子板」など。師匠が楽しそうに切る姿もこの新春公演ならではと言えるでしょう。
■古今亭文菊(落語・初天神)
本当に静かで穏やかで、上品な香りが漂うようなオーラをまとっているのが文菊師匠。でも、その落語は面白いことこの上なし。子供たちが常にクスクス笑いが起こるほど、引き込まれていきます。今回は初天神。新春にふさわしい、子供らしい一席を独特の文菊節で聞かせてくださいました。
<午後の部>
■柳亭市弥(落語・一目上り)
この演目は市弥さんの覚悟と挑戦が見えました。というのも、16年続いているTHEこども寄席で初めて取り上げられた演目だからです。子ども向けとは言えない内容でありつつも、賢い子どもの頭をちょっとくすぐるような内容で、なかなか面白いのです。子どもたちはその内容以上に、市弥さんのおもしろい話しぶりにすっかり引き込まれていた様子。いい一席でございました。
■林家たけ平(落語 たぬき)
ほれぼれするような流れるような展開に、感心しつつも笑いっぱなしという20分でした。たけ平師匠は数多くの小学校で落語を披露しているだけに、そのなれたオーラであっという間に子供たちの心をわし掴み!落語が始まったときには、会場まるごと前のめりになって師匠の落語に聞き入って、大笑い。いやはや…すごいの一言。子どものときに師匠の落語に出会えるのは幸せなことですね。
THEこども寄席2021 夏の宴
場所/日本橋社会教育会館
日時/7月17日(土)午前10時開場 10時半開演
出演/柳家緑太、柳亭市童(落語)、ストレート松浦(ジャグリング)
一席目は「子褒め」 柳亭市童(落語)
実はこの一席の前に、今日出演の柳家緑太さんと柳亭市童さんのコンビで創作されている「ラップで落語」という動画を見てもらいました。この二人、古典落語をオリジナルのラップに仕立てて、本人たちの自演自作で創作されています。夏といえばラップ?ということもあり、今回はすでにアマチュアの域を超えつつあるラッパー落語家?である二人の古典落語を聞いて頂くことにしました。
動画の流れから一席目は「子褒め」。市童さんの落語はとてもやさしい、やわらかな響きが持ち味。きっと子どもたちも心地よく落語を聞いてくれたはずです。生まれたばかりの子どもを何とか上手に褒めようと格闘するも、なかなか流暢にはいかないボケた様子にクスクス笑いが止まらない様子でした。
アツイ汗がとまらない!ドキドキ&ワクワク20分 ストレート松浦(ジャグリング)
ストレートさんのジャグリングは本当にたくさんの種類の芸を見せてくれるサービス精神旺盛なのが魅力。ボールはもちろん、中国独楽(ディアボロ)、シガーボックスなど。今回特に盛り上がったのが、8枚の皿を同時に回す「皿回しリレー」と、長い棒を自在に操る「デビルスティック」の2つ。8枚すべてのお皿を回すにはタイムラグが生じるために、最初の皿の回転がだんだんと遅くなってきて…すると会場から「1枚目危ないよ~!!!」とレスキューコールが飛び交う騒ぎに。これで会場に一体感がうまれ、いつも以上の盛り上がりになったのは言うまでもありません。これこそまさにリアルステージの醍醐味!
二席目「初天神」 柳家緑太(落語)
ちょっと季節感はずれる演目ではありますが、こちらもラップで落語からの流れの一席。この初天神という演目、どんな子どもにもウケたいいという印象が強いです。今回も大いに笑って頂きました。特に蜜がたっぷりついた団子をなめるパフォーマンスに、子どもたちの目が釘付けになってました。
THEこども寄席2021 初夏の宴
場所/深川江戸資料館B1Fのレクホール
日時/6月6日(日)午前10時開場 10時半開演
出演/三遊亭わん丈(落語)、鏡味味千代(太神楽)
まさにわん丈劇場! 思いっきり堪能した「わん丈落語」 三遊亭わん丈(落語)
最初の1席目、色物をはさんでの最後の1席をどちらも、今最も注目される若手落語家、三遊亭わん丈さんの落語で楽しんでもらいました。わん丈さんは、まだ二つ目??とびっくりしてしまうほど、流暢で圧倒的な存在感を感じる語り口の持ち主です。この日もわん丈節が炸裂。1席目は小学校では必ず披露する創作落語「拝啓 浦島太郎さん」を披露。海ごみ問題を笑いを交えつつも子どもたちなりにしっかり考えさせるような噺になっている素晴らしい一席。
二席目は古典落語「牛ほめ」。こちらは笑いのネタをあらゆる場面に散りばめて、子どもたちをどっかんどっかん笑わせてくれました。どこに遊びに行くこともできず、楽しい行事が少ないであろうご家族の楽しい笑いの思い出には間違いなくなったはず。
子どもたちみんなで味千代さんにエールを送る?? 鏡味味千代(太神楽)
落語の間を取り持つ色物、今回は鏡味味千代さんの太神楽を見て頂きました。この太神楽、ハラハラドキドキしてしまう場面も多々あり、その会場の緊張感を味千代さんが感じて「ふぅぅぅ。この技、やめてもいい?やったほうがいい??」を会場の子どもたちに問いかけると「頑張って!!!」「頑張れ~」という声がどんどん重なっていきました。最後に技が決まったときには、会場割れんばかりの拍手となって盛り上がりました。この感動の一体感こそリアル舞台の醍醐味だー、と実感させられました。
THEこども寄席 春の宴 in横浜
場所/横浜関内ホール
日時/4月11日(日)午前10時開場 10時半開演 全1公演
出演/柳家わさび(落語)、宮田陽昇(漫才)、林家正楽(紙切り)
■まずはお馴染みの「寿限無」から 柳家わさび(落語)
久しぶりのTHEこども寄席。多くのエンタメ不足のご家族に集まって頂き、満員御礼で開催できました。(※感染対策上、1つ空きのお席配席となり、ホール収容数の半数にて開催させて頂きました)その1席目は、テレビやラジオでも活躍している柳家わさびさんの落語から。普段から教育テレビ(Eテレ)等でご活躍しているだけあって、ハメのはずし方が子どもたちに大ウケで、笑いのツボをガツンと刺激してきた感じ。お馴染みの古典落語「寿限無」も、そんなわさびさんのセンスを効かせて、思い切ったアレンジだったせいか、子どもたちの笑い声がいつも以上に大きかったのが印象的でした。
■多くの子どもたちが初体験!?最後は漫才の虜に 宮田陽昇(漫才)
生で落語を聞いたことがある子は多くても、生で漫才を聞いたことがある子どもはとても少ないという中、数多くの学校公演で小・中学生を笑わせてきた実力がこちらでも忌憚なく発揮されました。最後のほうになると、会場から宮田陽昇師匠に向かってツッコミを入れる子や体をくの字にして笑っている子どもたちをたくさん見ることができました。落語の面白さがわかる子には、漫才の面白さは伝わりやすかったようです。
■大いに盛り上がった紙切り 切り出した作品数は通常の1.5倍 林家正楽(紙切り)
実はTHEこども寄席一番の人気者といっても過言ではないのが紙切りの正楽さん。数多くの子どもたちのリクエストにひとつでも多く応えようと、通常の寄席で切る作品数の2倍は切って下さいます。今回も全部で8点ほど切って下さいました。たった25分で8点の作品を、想像以上のクオリティで切り上げる正楽さんの技術はまさに神業。またお正月公演には必ず来てもらいますから、リクエスト聞いてもらえなかったお子様たち、首を長くして待っていて下さいねー。
WORK08 祝いたい サイズ/女性M
新年やお祝い事の際にはぜひこちらを。あっ!桂宮治さんの襲名披露パーティにしていけばよかった。なぜ鯛じゃなくテントウムシ柄にしちゃったんだろう…
WORK09 ほねほねフィッシュ サイズ/女性M
新しいテキスタイルかと思いきや、エンゼルフィッシュの骨格というマニアックさがこだわりです。
WORK10 ねこづくし01 サイズ女性M01
ところどころにアクセントで推されている肉球にどこか怖さを感じるのは私だけだろうか…
ハンコ職人アイダミツルと一緒に手仕事を大切にして制作している「HANKO MASK」。適度な伸縮性のある生地を使い、ジャストフィットを目指した小さめサイズが特長。アイダ自身が1点1点ハンコを押してデザインしている一点モノです。
毎回、季節や身の回りの気になるものをテーマにデザインを考えています。
今回ご紹介するのは、今年の1月に制作した作品です。今回は女性Mサイズを特集しました。、小学3年生くらいからは、女性用Mサイズでも大丈夫かもしれません。
ご希望の方には1枚500円で販売も承ります。詳しくはこども寄席HPメールフォームからご注文下さい。(作品名、枚数、ご注文の方のお名前、連絡先を明記下さい)