THEこども寄席 2020夏の宴
日時 2020年8月30日(日)
場所 深川江戸資料館
出演者 桂宮治(落語)、ゼロコ(サイレントコメディパフォーマンス)、古今亭文菊(落語)
<落語 桂宮治 「道灌」>
本来なら春風亭正太郎さんが出演する予定だった夏の宴。前日に階段からこけて靭帯断裂という大怪我で高座に上がれなくなった正太郎さんにかわって登場したのは、桂宮治さん。彼の落語はまさに「宮治RAKUGO」と言える独特なアレンジが魅力です。このアレンジによって、大人向けの古典落語「道灌」ですら、子供たちがゲラゲラ笑い出す噺に早変わり。まさに宮治マジックにかかった瞬間でした。
<色物 サイレントコメディパフォーマンス・ゼロコ>
ゼロコの二人は普段ストリートや自分たちのステージで活躍するパフォーマーで寄席に出演するのは「こども寄席」だけかもしれません。しかし、この二人、全く喋らないのに、彼らの会話ややりとりは手に取るようにわかるし、その気持ちも十分に伝わってくるわかりやすさが魅力です。会場はずーっとクスクス笑いがとまらない明るい雰囲気で、それはまさにゼロコがもたらした楽しさであり、幸せなひとときでした。
<落語 古今亭文菊 「お菊の皿」>
この師匠は本当に穏やかで落ち着いていて、ふざけたところが少しもない素晴らしい方。その落語も上品で、たおやか。なのに、めちゃくちゃ面白いというのが不思議でたまらないのです。お菊の皿にはいろんな人物が登場するわけですが、物知りのご隠居はもちろんはまり役なんですが、ガラの悪いお菊さんの姿もたまらなく面白く、会場の笑いが止まりませんでした。わかりやすいオチもあってか、落語が終わった後の会場のスッキリとした雰囲気が印象的でした。
写真は入船亭小辰
ついに東京のコロナウィルス感染者が約300名となってしまった昨今。
来月はどうなっているんだと、毎日気が気でない。
これほどストレスに感じるなら中止にすべき、とも考えつつ、
「やめる意味」「やる意味」を天秤にかけて考え続けています。
感染者数の増加は気になりつつ、
密にならない会場対策、落語という動きのないステージ、
家族で笑い合える時間の大切さ…。
この先はもうWITHコロナがベーシックになると思うと
やれるだけの対策をして、やってもいいのでは…と思ったり。
まだまだ悩みます。
さて、長い前置きでしたが、
実は明後日、超久しぶりに出張公演してきます。
横浜近郊の30名以下の小さな集まりに笑いを届ける予定。
出演は入船亭小辰さん。素晴らしい古典落語を聞かせてくれる若手です。
儲けなどありませんが、開催できる喜びでいっぱいです。
喜んでもらえるか楽しみです。
春風亭正太郎
今日は、8月30日THEこども寄席夏の宴に出演いただく、
もう一人の落語家、春風亭正太郎さんのご紹介を。
私が最初に正太郎さんの落語を聞いたのは、
鈴本演芸場での早朝寄席だったと思います。
今から6~7年前のこと。
正直それほど記憶に残る落語家さんではありませんでした。
それが3年前くらいに再び寄席で落語を聞いたとき、
えええ??この人誰?二つ目?誰のお弟子さん??と
驚きを隠せないほど上達されていたのをはっきり覚えています。
その進化はそれからずっと続いて、とうとう来年は真打ちに。
しかも九代目春風亭柳枝という大名跡を継ぐことになるとは。
きっと人気、実力ともども私の想像以上なのでしょう。
しかも彼はこれからなお進化をとげるはずです。
ますます目が離せない落語家の一人です。
8月30日THEこども寄席 まだ予約受付中。
コロナウィルス感染の拡大状況によっては、開催延期もしくは中止も検討しますが、
ギリギリまで粘りたいと思います。
(もちろん3密対策は十分対応いたします)
古今亭文菊師匠にお願いしたい訳
東京都のコロナウィルス感染者数が3桁になるたびに、
ため息が止められない今日この頃です。
来月末のこども寄席が少しでも安心できる状況で
開催できるような状況になることを
ただ切々と祈るばかりです。
思い起こせば今年の初め、
横浜の関内ホールで2月2日に開催した新春特別公演の時には
落語会が開催できなくなるなんて思いもしませんでした。
それから早5ヶ月…。コロナ禍でイベントは全滅…。
もし落語会ができるなら、と日々妄想にふける中
今年1度の落語会になってしまうとしたら…
文菊師匠の落語を聞いて欲しい、と思いました。
職業柄もあり、いろいろな師匠の落語を好きで聞きます。
個人的には柳家喬太郎師匠や春風亭一之輔師匠も大好きです。
でも、この師匠方は大人になってから聞いた方がずっと面白いに
違いないと思わせる、独特の苦みというかアクを感じます。
でも文菊師匠はちょっと違います。
師匠の落語は古典で、紳士的で、いたって真面目。
けれど本当におもしろくて、すごく笑えるのです。
しかも、このおもしろさ、大人だけがわかるものかと思いきや、
こども寄席に出演頂く度に、子どもはみんな大爆笑しているんです。
文菊師匠の落語は、子どもだからって何かが変わるわけではなく、
大人とほとんど同じ。
これこそまさに真の落語のおもしろさなのかと唸ってしまいます。
上品の塊みたいで、正統派の古典落語なのに
めちゃくちゃおもしろい落語…。
気になりますよね。
百聞は一見にしかず。
ぜひ8月30日、見に来て下さい。
まだお席あります!
THEこども寄席夏の宴の公演詳細はこちら
古今亭文菊
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THEこども寄席通信6月号
先着100名様限定開催 2020年8月30日(日)
THEこども寄席2020年夏の宴 先行予約開始
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8月30日のTHEこども寄席の開催について
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 小中学校も再開し、通常の生活リズムに戻りつつも、
東京のコロナウィルス感染者数がかなりいるという、この事実。 本当に悩ましい限りです。
それでも来月8月30日(日)に深川江戸資料館の小劇場にて開催する
THEこども寄席夏の宴、先行予約開始いたします。
もちろん、現場は密にならないよう、集客人数は通常の半数以下とし、
消毒はもちろん、検温の徹底、体調不安のお客様の事前確認など
出来る対応はすべて徹底的にやる、という前提のもとでの開催となります。
さらには、コロナウィルスの感染拡大状況次第では突然の中止も念頭に置き
いつもとは異なる3通りの予約方法をご用意しております。
詳しくは下記を参照下さい。
夏の宴の注目は真打昇進決定の春風亭正太郎さん
3月から続くコロナ禍では家族でのお出かけも少なくなってしまったはず。
そんな時だからこそ、ぜひご家族皆さんで笑って欲しい!
そんな思いから厳選に厳選を重ねて落語家さんを選びました。
まず一番にお願いしたのは、古今亭文菊師匠。
師匠の古典落語はこれほどまでに美しく、それでいて笑いが絶えないという、
超一流の話芸と言っても過言ではありません。
さらに、注目は春風亭正太郎さん。
当方でも多々ご出演頂いている若手落語家さんですが、
来年3月に真打ち昇進が決定。
さらには大名跡である九代目春風亭柳枝を襲名されます。
彼の落語を聞いた方は、この大躍進にも納得頂けるはずです。
色物にはサイレントパフォーマーのゼロコが出演。
無音なのに超絶に面白い彼らのライブも必見です。
今回は3通りのチケットをご用意
日時/2020年8月30日(日)
場所/深川江戸資料館 小劇場
出演者/古今亭文菊、春風亭正太郎(落語)、ゼロコ(サイレントパフォーマー)
時間/(午前の部)10時半開場 11時開演 (午後の部)14時開場 14時半開演
チケット代
予約チケット1 お振り込み対応の方 大人2000円 子ども1500円
予約チケット2 当日お支払いの方 大人2300円 お子様1700円
予約チケット3 配信でご覧になる方 一律1500円※1
※1 配信チケットのご予約は後日詳しくご案内する予定です
THEこども寄席の予約に際して
新型コロナウィルスの蔓延状況によっては
開催の延期や中止が考えられます。予めご了承下さい。
※お振込前までのキャンセルについては無料で承ります。
また前日のキャンセルでも、
ご連絡頂ければ次公演を半額にてご案内致します。
※4歳以下で膝上鑑賞のお子様は無料となります。
※三密解消対策により、先着100名さま限定となります。
※ファミリークラブ会員の方は、
チケット1(事前振込)なら3500円→2500円
チケット2(当日)なら4000円→3000円となります。
※全席指定
予約方法について
その1 otoiawase@childeye.jpへメールで申し込む
その2 kodomoyose.jp のお問い合わせメールフォームから
お申し込みの際は、公演名、ご予約者名、参加人数(大人、子ども)
希望公演時間(午前・午後)、こども専用席の有無、
予約の種類(チケット1~3のいずれか) また、必ず連絡先を明記ください。
1週間以内に予約確認のメールを返信いたします。
(1週間以内にメールがない場合には再度お申し込み下さい)
正直、東京の新型コロナウィルス感染者数が3桁なら 開催を中止しようかとも悩み中。
ただ、開催できるようなら開催したい!
皆さまの笑いのパワーがプラスのエネルギーになることは 間違いないと思います。
THEこども寄席が、猛暑で、いつもより短い夏休みの
思い出の 一つになりますよう祈っております。