今度の4月26日(日)に開催予定で進めておりました
「THEこども寄席春の宴 人気若手落語家の4競演ですよ」ですが、
昨今のコロナウィルス感染状況とそのリスクを考慮し、ギリギリの決定ですが、
開催を中止とさせて頂きます。
午前も午後も300名近いのお客様のご予約を頂いておりました。
皆さまに笑いをお届けできないのは残念な限りです。
ご予約頂きました皆さまには、開催中止の決定が遅くなりましたこと
深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。
(なお、チケットぴあにてチケットをお求め頂きましたお客様には、
チケットぴあのほうから、4月10日までに入場料払戻しのご案内をさせて頂く予定です。
今しばらくお待ちください)
なお、こちらの公演の振替公演については開催未定となっております。
本当に苦渋の決断でした。
今、ほとんどの落語会が中止となり、多くの落語家さんの収入が止まっております。
子どもたちが抱えたストレスを笑いで発散してほしい!!
ナチュラルに免疫力アップして欲しい!など、
いろいろ思うところはありましたが、皆さまの命には代えられません。
今はただ、じっと嵐が過ぎ去ることを見守るばかりです。
<追伸>
今回ご出演予定の皆さまに私どものほうから些少なりキャンセル料をお支払いしようとご連絡したのですが、
すべての出演者さまから「大丈夫ですよ」とお声かけ頂きまして…。
皆さんのほうがずっと大変な状況であるのに、その優しさとお心のあたたかさに、ただ脱帽でした。
絶対にリベンジするぞーーーーー!!!!!
3月はコロナウィルスの影響で、当方でプロデュースしております「みんなの落語会」も今月はおやすみ、その他の出張公演もことごとく延期や中止。今はただ、いつもの生活が1日も早く戻ることを切に祈りつつ、4月26日のTHEこども寄席春の宴の準備をスタートしております。
そんな中、3月8日に都内の寄席である浅草演芸ホールに落語を聞きに行ってきました。
今は池袋演芸場で神田伯山襲名披露興行が行われており、かなり賑わっているのですが、そちらもかなり気になりつつ浅草へ。
今の浅草は週末でも街は閑散。寂しい限りです。ですが、この日の寄席の中はかなりの混雑。
それもそのはず!突然、代演が重なり、橘家喬太郎師匠と春風亭一之輔師匠がご出演されることになったのです。
こちらがお目当ての方はかなり多くて、会場は若い落語ファンでいっぱいでした。
実は私のお目当ては別におりまして。こども寄席でもお馴染みの林家正楽師匠です。
つい最近に「芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)」を受賞されたのです!
いずれは人間国宝、というのが私の口癖ですが、この賞もまた素晴らしいです。
この記念すべき月に、ぜひ私もリクエストして切ってもらいたい!!!!!と、
本当に勇気を振り絞って大声張り上げてみました。
で、めでたく叶ったわけです。幸せ~。この作品が何であるか、一目瞭然ですよね。
横顔ですが、本当にそっくりです。はぁ、ただただ脱帽でございます。
2020年2月2日(日)
場所/横浜館内ホール
出演/林家彦いち、柳家緑太(落語)、柳貴家雪之介(太神楽)、誕生獅子保存会
【公演前イベント】飴細工&まちがい探しトライアル
横浜公演では、ロビーが狭く、日本橋のような公演前のイベントが開催出来ません。その代わりではありませんが、飴細工の実演&販売と
まちがい探しトライアルをご家族が協力して挑戦するというイベントを実施しました。壁に掲示された6つの間違いが隠されたイラストを
見つめながらの家族会議は何とも楽しげ。30組の正解ファミリーに粗品を贈呈させて頂きました。
【前座】誕生獅子保存会
もう10年以上のお付き合いになる、誕生獅子保存会の皆さん。毎年お正月公演に出演して下さることもあり、
もう何度か見たことがあるお子さんもいたりして、ほとんどの子どもが大人しく頭をかんでもらっていました。
その一方、獅子舞が会場の席近くまでやってくる!とわかるやいなや、張り裂けんばかりに泣きわめくお子さんも。
大人が苦笑いするご家族もいらっしゃいました。これもまたお正月の風物詩となっています。
【落語 1席目】柳家緑太/桃太郎
こども寄席は初登場の緑太さん。簡単な落語指南につづいて、蕎麦を食べる所作を実際の高座の上でやろうとワークショップを呼びかけました。やる気満々で、指名する間もなくステージに上がって挑戦しはじめる子どもに緑太さんは真剣に突っ込みを入れるシーンも(笑)。子どもたちのリアクションは天然だけに本当に面白く、大いに一席目を盛り上げてくれました。落語のほうも子どもが主役の噺だったせいか、笑いも多くなごやかな雰囲気に包まれていました。
【色物 太神楽】柳貴家雪之介
こちらも初登場となった太神楽の雪之介さん。実姉である小雪さんはTHEこども寄席の第二回目に登場頂いたというご縁のある方。たくさんある見所の中でも、やはり出刃包丁を使ったバランス芸は一部のアンケートに「危なくないですか???」と心配な声もあがるほどの迫力ぶり。(これまでもミスやトラブルはないとのことです。)いずれの芸も美しく、そしてドキドキ&ハラハラも加わって、拍手するのも忘れて見入る様子が見られました。
【落語 2席目】林家彦いち/狸札
こども寄席には2年ぶりの登場となった彦いち師匠。横浜公演には初登場です。師匠の話は特にその熱がストレートに子どもに伝わるのか、師匠を見る子どもたちの目がキラキラしているのがはっきり見て取れました。落語のほうでは狸のボケっぷりに子どもたちの笑いがとまらず、会場はずーっと笑い声がたえない空間に。まさに彦いちパワーが会場を包み込んで、笑いのエネルギーで満たされているような、素晴らしい締めとなりました。
1月5日の日本橋公演、2月2日の横浜公演の両公演は無事終了いたしました。ほぼ満席のご来場を頂き、心より御礼申し上げます。
2020年1月5日(日)
場所/日本橋公会堂
出演/立川談笑、立川吉笑(落語)、林家正楽(紙切り)、誕生獅子保存会
【公演前イベント】ミニ縁日
すでにお馴染みである公演前に開催される「ミニ縁日」。どうしても参加されるお子様の数に対して、
ミニ縁日を開催できるスペースが限定されてしまうために大混雑してしまうのが常です。
お客様の声の中にも「ミニ縁日の混雑を何とかしてほしい」というリクエストがあり、いつも頭を悩ませています。
が、お客様の入場を制限するのもおかしいし、ミニ縁日の内容を縮小して、射的と型抜きだけ、
みたいにしても楽しくないだろうし…。
こちらの悩みは今年も継続していましたが、楽しそうに遊ぶ子どもたちの顔が見られたことだけが救いでした。
【前座】誕生獅子保存会
もう10年以上のお付き合いになる、誕生獅子保存会の皆さん。毎年お正月公演に出演して下さることもあり、
もう何度か見たことがあるお子さんもいたりして、ほとんどの子どもが大人しく頭をかんでもらっていました。
その一方、獅子舞が会場の席近くまでやってくる!とわかるやいなや、張り裂けんばかりに泣きわめくお子さんも。
大人が苦笑いするご家族もいらっしゃいました。これもまたお正月の風物詩となっています。
【落語 1席目】立川吉笑/狸札(たぬさつ)(午前)、親子酒(午後)
独特のテンポと節回しで子どもたちを高座に惹きつける吉笑さん。若い人たちの間では、吉笑さんのロジカルな新作落語が人気ですが、
子どもたちにはわかりやすい古典落語をセレクト。親子酒は席亭からのリクエスト。お酒の噺は子どもたちにも
案外わかりやすく、笑ってもらえます。そのひどい酔っ払いぶりからは「あんなふうになるんだなー」という人生の教訓も受け取ってくれたかな(笑)。
【色物 紙切り】林家正楽
2年連続の出演となった紙切りの神様、正楽師匠。子どもたちのアツイ声援にもなれたのか、
騒がしいほどのリクエストにも楽しそうに応えてくれました。
ほとんどの作品はその場でリクエストしたお子さんに差し上げてくれますが、後ほど福引き大会のとっておきの賞品にもなるとあって
いつもの寄席の2倍は試し切りをしてくれる優しい師匠です。
【落語 2席目】立川談笑/時そば(午前)、粗忽の釘(午後)
初登場となる談笑師匠。子ども向けの会だからといって演目に遠慮することなくいい噺を選んで下さいました。
それでも、小さな子どもが多い午前は、あらゆる蕎麦の食べ方を指南したり、
銭の数え方の解説などを交えてくれるあたりはさすがの優しさでした。
大人にあわせるか、子どもにあわせるかと難しい中で、今回は大人向けの正統派古典でビシッと締めて頂きました。
お世話になっております。
2019年もTHEこども寄席大変お世話になりました。
ありがとうございました。
また来年1月5日に新春特別公演のほうで幕開けとなります。
どうぞよろしくお願いいたします。
なお、本年のメールやお電話の受付業務は30日までとさせて頂きます。来年は1月3日より対応させて頂きますので、あらかじめご了承くださいませ。
来年も笑いある1年になるよう、微力ながら頑張りたいと思います。
「笑門福来」THEこども寄席 田村紀子